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建売住宅のデメリットは?向いている人・向いてない人
2024.10.14 Mon
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マイホームを購入しようと考えた時、どのような住宅を購入するか検討するうえで、いくつか選択肢があります。
その中でも多くの人が新築住宅の購入を希望するでしょう。新築住宅は大きく分けると建売住宅と注文住宅があります。この記事では建売住宅と注文住宅との違い、また建売住宅のデメリットを踏まえた上でどんな人が向いているのか考えていきます。
建売住宅とは?建売住宅と注文住宅の違いについて
建売住宅とは?
建売住宅とは土地と建物がセットになって販売されている住宅のことを言います。完成した状態で販売されていることもありますが、完成前の状態から販売が開始されていることが多いのが特徴です。完成後はもちろん、完成前の状態でも建物の間取り、仕様、設備はすでに決まっているので、自分で決められることはほぼないのが建売住宅の特徴です。
注文住宅のと建売住宅との違い
注文住宅は自分が選んだ土地を購入し、住宅会社を自分で選び、間取りや仕様、設備の全てを自分で決めることができますが、建売住宅は土地とセットになった建物のため、購入時にはすでに全てが決まっているため自分で決めることができません。自由度は注文住宅が高いですが、注文住宅と建売住宅それぞれにメリットがあり、どちらが良い、悪いといったことではありません。注文住宅と建売住宅を選ぶ際は、購入検討者が何を優先したいかによって向き不向きを見極める必要があります。
建売住宅のメリット
建売住宅のメリットは注文住宅に比べて、比較的安価で購入することができることです。大きな分譲地に同じような家を一気に建築するため、同じ材料を大量に仕入れ、施工を一斉に行うことで原価を抑えています。また販売することが目的の建売住宅は基本的には立地がよく、人気エリアで販売されていることが多いでしょう。多くの建売住宅が販売されているエリアでは、土地だけを購入して注文住宅を建てたくても土地が売られていない、もしくは売られていても建築条件がついていることが多いはずです。また、未建築の場合でも建売住宅の場合は販売の時点ですでに完成予定が決まっているため、購入することを決めたあとは打合せなどをする必要がなく手続きも簡単です。完成物件であれば、早ければ1ヶ月程度で入居が可能です。また建売住宅は内覧をしてから購入を決めることができるので、注文住宅と違い完成してみるとイメージと違ったなどという、後悔が起こるリスクがありません。
建売住宅のデメリット
デメリット1:自由度が低い
建売住宅のデメリットは、全てが決められているため、自由度が低いということです。間取り、仕様、設備に至るまで、建築会社が決めたものがそのまま自分の家になります。
デメリット2:自分の家と同じ外観の家が立ち並ぶ
大きな分譲地では、自分の家の外観と同じ家が立ち並ぶことになるため、気になる人にとってはデメリットといえます。
デメリット3:人気のエリアでは価格が高いことも
また人気エリアの建売住宅は、同じ場所で注文住宅を建てた場合と比べると安価かもしれませんが、土地代が高いため予算をさらに抑えようと思うと、郊外の建売住宅を検討することも考慮しなければならない場合も。
ライフスタイルや暮らし方は人それぞれ異なりますが、建売住宅は細かいところまで決められているので、全てが自分たちのスタイルにマッチした建売住宅を探すことは難しく、リビングが狭い、収納が足りないなど、実際に住んでみると不便だと感じることも少なくありません。
建売住宅に向いてる人と向いてない人
このように建売住宅にはメリットとデメリットがあります。では建売住宅はどのような人に向いているのでしょうか?
できるだけ価格を抑えて家を建てたい人
建売住宅は多くの場合、似たような住宅を一斉に建てるため大量仕入れでコストを削減しています。また施工も同時期に行われるため、安価で手に入れることができます。また郊外や田舎の建売住宅を選択することでさらに安価で購入することができます。
家にこだわりが少ない人
デザイン・仕様・設備などが全てが決められているため、自分のこだわりを反映することはできない建売住宅ですが、家へのこだわりが少ない方にとっては、一般的に暮らしやすい間取りと設備が採用されている建売住宅でも、十分に満足できる住宅を手に入れることができます。
手間と時間をかけずに家が欲しい人
注文住宅は住宅会社の選定、土地探し、さらにそこから間取りや仕様など細かいところまで打合せが必要なため、引き渡しまで1年以上かかってしまう場合がありますが、建売住宅は土地とセットで建物が販売されているので、住みたい場所で好みの建売住宅があれば、あとは購入するだけで手に入れることができます。
早く入居したい人
建売住宅は購入の手続きが簡単なため、完成している建売住宅であれば最短で1ヶ月程度で入居することが可能です。転勤やお子様の入学などに合わせて早く新居を決め、計画を立てたい人に建売住宅はおすすめです。
この記事のまとめ
優先事項を明確にして自分に合った住宅選びを
注文住宅と建売住宅の違いは自分で全てを決めて家を建てるか、すでに建っている住宅を購入するかの違いです。メリット、デメリットはありますが、住宅を検討する際に優先したいことは、考え方やライフスタイル、家族構成などにより人それぞれです。優先したいことによってはメリットもデメリットも人によって異なります。あとあと後悔のない家づくりにするために、何を優先したいかを明確にし、メリットデメリットを理解した上で、注文住宅と建売住宅を比較検討するのが良いでしょう。