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平屋の耐震性ってどのくらい?詳しく解説!
2024.10.14 Mon
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人気の平屋住宅ですが、平屋を建てたいとお考えの人の中には二階建てに比べて耐震性に優れていることに平屋のメリットを感じている人も多いと思います。地震の多い日本では、建てる家の耐震性はとても重要視されている部分です。この記事では平屋が耐震性に優れている理由とさらに耐震性を強める方法も併せて解説していきます。
平屋が耐震性に優れている理由
シンプルな箱型の形
平屋は二階建てに比べるとシンプルな正方形、長方形といった箱型の形をしているため、地震の揺れをバランスよく分散させることができ、家が壊れたり崩れたりする倒壊のリスクが低くなります。一方で二階建ては複雑な構造の家が多く、揺れによりどこか1カ所に負担がかかった時はそこから倒壊につながるリスクがあります。
建物の高さが低く、揺れにくい
建物は高くて重たいほど、振り子のように地盤の揺れの影響を受けやすくなります。単純に2階建てに比べて平屋は建物の高さが低く、2階がない分軽くなり揺れの影響を受けにくいため、揺れに強い建物ということになります。また、地震だけでなく台風に対しても風圧がかかる面積が少ないため揺れが軽減されます。
平屋の耐震性を高める方法
地盤の強い土地を選ぶ
耐震性をさらに高めるには、まずは地盤の強い土地選びが重要です。耐震性の高い平屋を建てても、そもそも軟弱地盤のような場所に建ててしまうと意味がありません。候補の土地を見つけたら、地盤調査が確実ではありますが、購入前の土地は持ち主の許可がないと調査ができない場合が多いため、まずはその土地がどのような歴史をたどっているのか古地図やハザードマップを確認しましょう。
シンプルな四角い間取りにする
平屋は階段がないためシンプルな間取りになりやすいですが、大きな窓をつけたり、開放感を出すために壁や柱を取り除いてしまうと、平屋の家でも地震に弱くなってしまいます。
デザイン性も大事ですが、耐震性を高めるためにも重心がバランスよく分散するような間取りにし、できるだけ正方形に近づけることでさらに耐震性に優れた平屋を建てることができます。
耐力壁と筋交いを増やす
建物の強度を強めるには耐力壁をや筋交いを増やすことで、耐震性を高めることができます。耐力壁とは地震の揺れや風圧など横方向から受ける力に耐えるために必要な壁です。耐力壁は四角の角を埋めるようにバランスよく配置することで、建物の強度を高めます。
また筋交いは柱と柱の間に斜めに入れる補強材のことで、建物の横ズレを防ぎさらに上からかかる重みに耐えることができます。
軽い屋根材を選ぶ
平屋は2階がない分建物に負荷がかからないことが、耐震性に優れている理由の一つです。同じ理由で、建物の屋根を軽くすることでさらに地震の揺れを抑えることができます。屋根は瓦の10分の1、軽量な素材であるガルバリウムがおすすめです。ガルバリウム鋼板はさびにくく耐久性・耐熱性にも優れている素材です。
耐震等級3を基準にしている施工会社を選ぶ
耐震等級3とは、最も高い等級で耐震等級1の1.5倍の耐震性能があります。震度6〜7の大地震が起きても倒壊しない強度とされています。
また「耐震等級3相当」という言葉を見かけることがあると思いますが、「耐震等級3相当」というのは住宅性能評価機関への申請をしていない建物です。申請費用を削減することはできますが、本当に耐震等級3かどうかは施工している会社にしかわからないため注意が必要です。
住宅会社を選ぶ時は、耐震等級3を基準に家づくりを行っている施工会社を選ぶことも大切です。また耐震等級3を取得するには検査や認定が必要です。住宅会社によっては対応していないところもあるため、事前に確認をしましょう。
この記事のまとめ
平屋は耐震性に優れた住宅
地震の多い日本では、安心して暮らせる家を建てるために平屋を検討している人も多いでしょう。平屋はシンプルな箱型の形と建物の高さが低いことから、耐震性に優れた住宅と言えます。さらに軽い屋根材を選び、耐震等級3の平屋を建てることで、さらに安心して暮らせる地震に強い家になります。住宅会社は耐震等級3を基準としてる会社を選び、耐震についてしっかりと相談しながら進めることが大切です。
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