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一軒家とマンション、どっちがいいの?比較してみた
2024.10.14 Mon
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目次
これから自分たちのための住まいを購入したい!となった場合、まず考えるのが「一軒家か、マンションか」の選択だと思います。
どちらにも良し悪しがあり、自分たちにとって最適な住まいを選ぶことが大切です。今回は、一軒家とマンションのメリット・デメリットをはじめ、費用などいくつかの観点からの比較、向いている人についてご紹介していきます。
一軒家のメリット・デメリット
庭のあるゆったりとした一軒家に住みたいという人もいるでしょう。ここでは一軒家のメリット・デメリットについて考えていきます。
メリット
一軒家のメリットは、以下のようなものがあります。
・独立性が高く周りを気にせず暮らせる
・騒音トラブルも少ない
・ペットを飼ったり室内で楽器を演奏することもできる
・庭や駐車場を持つことができる
・状況に応じてリフォームも可能
全体を通して自由度が高く、自分たちの理想の暮らしが実現しやすいといえます。庭でバーベキューをしたりガーデニングを楽しんだり、家族でのびのびと暮らせます。
デメリット
一軒家のデメリットは、以下のようなものがあります。
・立地が郊外である場合が多く、利便性が悪い
・セキュリティ面で不安な要素がある
・物件の立地などによっては後々売却しにくい
・2階建ての場合、生活動線が悪く不便さを感じる
一軒家は駅よりも遠い郊外に位置するケースが多く、車でないと生活が不自由であることも少なくありません。また、隣家との距離があるなど落ち着いた暮らしができる反面、通りに面していないとセキュリティ面が脆弱になりがちです。
また、土地の資産はあるものの、立地によっては売却がしにくいケースもあり得ます。
マンションのメリット・デメリット
マンションのメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
メリット
メンションのメリットには以下のようなものがあります。
・セキュリティがしっかりしている物件がある
・駅近など、立地的に利便性が高い
・二階がなくワンフロアのため、生活動線がすっきりして住みやすい
・一軒家よりも売却しやすい
マンションは大家さんなど管理が行き届いているため、セキュリティ面でも安心して暮らすことができます。また、立地も駅に近いケースが多く、利便性が高いでしょう。ワンフロアなので室内に階段がないのも安心です。利便性の高さから、買い手が見つかりやすいので売却しやすいといえます。
デメリット
マンションのデメリットには以下のようなものがあります。
・全体的に間取りが狭くゆとりがない
・隣や上下階の方との騒音トラブルがあることも
・管理費や修繕積立金がかかる
・車を持つには駐車代など費用がかかる
一軒家と比較するとやはり面積が狭いため、ゆとりは感じにくいかもしれません。また、子どもがいる家庭などでは騒音トラブルなどが発生することも。この他、費用面から見ても、諸々かかりやすいのは否めません。
比較!一軒家&マンション
一軒家とマンションについて、費用面・資産価値・住みやすさの面から比較してみました。
費用を比較する
購入する際の費用について、利用者調査をもとに考えてみましょう。
住宅の種類 | 平均購入金額 |
新築マンション | 4,848万円 |
土地付注文住宅 | 4,694万円 |
注文住宅 | 3,717万円 |
建売住宅 | 3,719万円 |
中古マンション | 3,157万円 |
中古戸建て | 2,704万円 |
出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2022年)」
https://www.jhf.go.jp/files/400366726.pd
かつてはマンションより一軒家のほうが高いといわれていましたが、今では価格が高騰し、近年では都心部を中心にマンションの価格が上がってきています。
また、諸費用に関しては、土地や物件以外にも、不動産取得税や印紙税、入居中の固定資産税や保険料・光熱費などさまざまな費用がかかります。
諸費用の総額は、注文住宅の場合は土地・建物の購入総額の10〜12%程度、建売住宅や中古住宅であれば物件購入価格の6〜8%程度、マンションの場合は購入価格の3〜5%程度が一つの目安です。
資産価値を比較する
資産価値が高い物件とは、購入して年数が経っても価格が下がりにくい物件のこと。不動産での資産価値を考える場合、土地と建物を別で考える必要があります。建物部分については、建築から年数が経てばたつほど資産価値が下がっていきます。一方で土地はどれだけ使用しても価値が減ることはなく、その需要によって変わってきます。そのため、何年か住んだのち、土地の価格が上がっている、というケースも考えられます。
マンションの場合、1戸の土地が狭いため年数が経つごとに資産価値が下がる一方、一軒家は建物の資産価値はマンションよりも早く下がるものの土地の価値は全くのゼロになるわけではありません。
売却を検討する場合は、建築から年数が浅い場合はマンションが有利であり、年数が経つと一戸建てのほうが有利になるでしょう。
住みやすさを比較する
広さの面でいえば、一軒家のほうが有利でしょう。また、一軒家は閑静な住宅街などに建てられていることが多く、近くに公園があったり、ペットスペースや庭でのガーデニングを楽しんだり、自由に生活設計をすることができます。
一方で利便性の面からいえば、都心部などに近いマンションのほうが有利でしょう。スーパーなど生活になくてはならない店舗も近くにあるなど、車なしでも生活できる立地もあります。
また、マンションはコンクリート造の堅牢な作りで防災対策としても安心できます。生活動線についてもシンプルなので家事育児もしやすいといえるでしょう。一軒家のほうが広さがある分、生活動線が複雑になりやすいです。
防音に関しては、ある程度隣家との距離がある場合、一軒家のほうがストレス少なく生活することができます。マンションの場合、左右上下のご家庭に配慮しながら気を使って暮らすことに疲れてしまうケースもあります。
この記事のまとめ
後悔しない!納得のいく住まい選びを
マイホームは一生に一度の大きな買い物だといえます。自分にとって、家族にとって、最適な場所、間取りの住まいを選びたいものですよね。
一戸建てとマンションを比較すると一戸建てには、ゆとりがあり広い、騒音トラブルが少ない、自由度が高く状況に応じてリフォームも可能などのメリットがあります。一方でマンションには、セキュリティ面がしっかりしている、立地がよく利便性が高い、生活導線がよい、比較的売却しやすいなどのメリットがあります。
双方にメリットデメリットはあるため、ご家庭の状況を踏まえて納得のいく住まい探し、住まい選びをしてくださいね。